CD 輸入盤

オペラ・アリア集 ユリナッチ(S)(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ORFEOR684062
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

セーナ・ユリナッチ / オペラ・アリア集(2CD)

名ソプラノ、セーナ・ユリナッチの真価がここに!
初出の貴重なライヴ録音満載!
セーナ・ユリナッチは、1921年ボスニアに生まれたソプラノ。父がクロアチア人、母がウィーンの女性。ザグレブで学び、ここで1942年にデビュー。1944年、23歳の時にカール・ベームの招きでウィーン国立歌劇場と契約、戦後にメキメキと頭角を現し、1950年代から1970年代まで広く活躍しました。1983年に舞台から引退。ソプラノながらメッゾもよく歌い、ことに『バラの騎士』のオクタヴィアンは彼女の最大の当たり役。
 このCD2枚には、1950年から1972年まで、20年以上の録音を収録。ケルビーノ、オクタヴィアン、作曲家といった彼女の得意の役から、伯爵夫人、元帥夫人といったより成熟した役、エリザベッタ、蝶々さん、トスカといったイタリア・オペラのヒロイン、さらにイェヌーファやタチアーナといったスラヴ系のオペラまで、ユリナッチの芸の幅の広さには、改めて驚かされます。
 指揮者は、ウィーン国立歌劇場だけに、カラヤン、ベーム、クナッパーツブッシュ、クリュイタンス、マタチッチら、大変豪華。ユリナッチのファンはもちろん、ユリナッチをよく知らない人にもお勧めです。(キングインターナショナル)

(収録詳細)
・モーツァルト:『フィガロの結婚』から
 セーナ・ユリナッチ(Ms ケルビーノ)
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ウィーン・フィル
 録音:1950年6月(EMI録音)
・プフィッツナー:『パレストリーナ』から
 セーナ・ユリナッチ(S イギーノ)
 クリスタ・ルートヴィヒ(Ms シッラ)
 ロベルト・ヘーガー(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 録音:1964年12月16日,ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
・R.シュトラウス:『ナクソス島のアリアドネ』から
 セーナ・ユリナッチ(S 作曲家)
 パウル・シェフラー(Br 音楽教師)
 ジェス・トーマス(T テノール歌手)
 クリスタ・ルートヴィヒ(S プリマドンナ)
 レリ・グリスト(S ツェルビネッタ)、他
 カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィル
 録音:1964年7月26日,ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
・R.シュトラウス:『バラの騎士』から
 セーナ・ユリナッチ(Ms オクターヴィアン)
 マリア・ライニング(S 元帥夫人)
 ヒルデ・ギューデン(S ゾフィー)
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 録音:1955年11月16日,ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
・ベートーヴェン:『フィデリオ』から
 セーナ・ユリナッチ(S マルツェリーネ)
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 録音:1953年10月12日,アン・デア・ウィーン劇場(ライヴ)
・モーツァルト:『ドン・ジョヴァンニ』(ドイツ語)から
 セーナ・ユリナッチ(S ドンナ・エルヴィーラ)
 ジョージ・ロンドン(Br ドン・ジョヴァンニ)
 エーリヒ・クンツ(Br レポレッロ)
 カール・ベーム(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 録音:1955年11月6日,ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
・プッチーニ:『蝶々夫人』から
 セーナ・ユリナッチ(S 蝶々さん)
 エルマンノ・ロレンツィ(T ピンカートン)
 ベリスラフ・クロブチャール(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 録音:1961年3月25日,ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
・モーツァルト:『フィガロの結婚』から
 セーナ・ユリナッチ(S 伯爵夫人)
 ハインツ・ワルベルク(指揮)ウィーン・フィル
 録音:1962年7月26日,ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
・モンテヴェルディ:『ポッペアの戴冠』から
 セーナ・ユリナッチ(S ポッペア)
 ゲルハルト・シュトルツェ(T ネローネ)
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 録音:1963年4月1日,ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
・チャイコフスキー:『エウゲニ・オネーギン』から
 セーナ・ユリナッチ(S タチアーナ)
 ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 録音:1961年1月26日,ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
・ヤナーチェク:『イェヌーファ』から
 セーナ・ユリナッチ(S イェヌーファ)
 マルタ・メードル(Ms コステルニチカ )
 ヤロスラウ・クロンブホルツ(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 録音:1964年4月7日,ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
・ヴェルディ:『ドン・カルロ』から
 セーナ・ユリナッチ(S エリザベッタ)
 プラシド・ドミンゴ(T カルロ)
 シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 録音:1968年6月17日,ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
・プッチーニ:『トスカ』から
 セーナ・ユリナッチ(S トスカ)
 カルロ・コッスッタ(T カヴァラドッシ)
 アンドレ・クリュイタンス(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 録音:1966年12月15日,ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
・R.シュトラウス:『バラの騎士』から
 セーナ・ユリナッチ(S 元帥夫人)
 クリスタ・ルートヴィヒ(Ms オクタヴィアン)
 ハインツ・ワルベルク(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 録音:1972年6月21日,ウィーン国立歌劇場(ライヴ)

 MONO/STEREO

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Act 1. Aria. Non So Piu, Cosa Son, Cosa Faccio
  • 02. Caravan
  • 03. Lieber Freund, Verschaffen Sie Mir Die Geigen
  • 04. Act 1. Wie du Warst, Wie du Bist
  • 05. Act 2. Mir Ist Die Ehre Widerfahren
  • 06. Act 1. Aria. Armer Jacquino - Oh War' Ich Schon
  • 07. Act 2. Hein Herz, Was Soll Dein Zagen?
  • 08. Act 2. Aria. In Welchem Abgrund - Mich Verriet Der Undankbare
  • 09. Act 2. Aria. Un Bel Di Vedremo
  • 10. Act 3. Tu, Tu Piccolo Iddio
  • 11. Act 2. Aria. Porgi Amor
  • 12. Act 3. Signor, Oggi Rinasco

ディスク   2

  • 01. Act 2. Und Sei's Mein Untergang
  • 02. Act 2. Mutter, Mir Ist Mein Kopf Schwer / Jenufa, Bist du Schon Aufgewacht?
  • 03. Act 4. Tu Che la Vanita
  • 04. Duet. E Dessa!... Un Detto, un Sol
  • 05. Act 1. Mario, Mario! - Son Qui
  • 06. Act 2. Vissi d'Arte, Vissi d'Amore
  • 07. Act 1. Da Geht Er Hin

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カラス、テバルディその他、名ソプラノがひ...

投稿日:2012/09/13 (木)

カラス、テバルディその他、名ソプラノがひしめき合った50〜60年代でも、セーナ・ユリナッチは声の美しさで飛び抜けていた歌手である。クサい芝居をせず、ナチュラルで伸びやかな歌をうたう人だった。当時のウィーンではシュヴァルツコップやゼーフリートの陰に隠れていたが、洗練された音楽性と近代的な発声法で、間違いなく彼女らを上回っていたと言える。 ただ、若いころはキレイな声で小鳥のようにピーピーさえずるばかりで歌に深味がなかった。また後年は、ピッチが不安定になるという欠点があった。こうした短所が現役時代、彼女の評価を下げていたと思われる。そういうわけで、ユリナッチの録音にはムラが多い。 この2枚組は、出来不出来の波を端的に示している。55年の「ドン・ジョヴァンニ」で録音史上おそらく最良のエルヴィーラを聴かせるかと思えば、67年の「ドン・カルロ」は音程狂いっ放しの悲惨な出来だ。ユリナッチのエリザベッタなら、58年や62年の優れた録音があるのに、なぜこんな出来の悪い歌を入れたのか。あと、強いて挙げるなら61年の「オネーギン」。1960年前後が、彼女の絶頂期であろう。 いずれにせよ、ユリナッチのベストはここでは聴けない。CDで彼女の名演を聴くなら、ベーム指揮「フィガロの結婚」(56)の伯爵夫人、カラヤン指揮「オルフェオ」(58)のエウリディーチェ、カラヤン指揮「バラの騎士」(60)のオクタヴィアン、クーベリック指揮「タウリスのイフィゲーニエ」(67)のタイトルロールといったところ。フリッチャイ指揮「ドン・ジョヴァンニ」(58)のアンナも名演だったが、不適切なリマスタリングでLP時代とは似ても似つかぬヒステリックな歌に変質してしまった。 なおYouTubeで、61年にロンドンで歌ったR・シュトラウス「4つの最後の歌」のすばらしい名演を聴くことができる。この曲をユリナッチは50年代初めに録音しているが、それは舌足らずな若さの、まるで満足できない歌だった。

丸木DE佐渡 さん | 東京都 | 不明

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